心が晴れない眠れない時は心療内科へ相談|早期受診が改善の鍵

薬を使用して

女の人

薬物療法

心療内科ではカウンセリングなどの心理療法と合わせて、薬物を使用した治療の方法が行われています。そこでは、身体的な症状を改善するために処方する薬のほかに、向精神薬という薬を使用します。向精神薬は脳の中枢神経に作用して憂鬱な気分や不安感、不眠や興奮状態を改善していきます。心療内科で使用されている向精神薬には大きく分けて抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬、自律神経調整薬の四つの種類の薬を使用します。抗不安薬は心療内科で使用されているもっともポピュラーな薬の一つです。不安や緊張が原因となっている心身症の治療に効果があります。2つ目の抗うつ薬は、うつ病や鬱状態の患者に処方されています。この状態は脳内物質の働きが弱くなることで生じてきますので、うつ病や仮面うつ病の治療には原因となっている脳内物質の働きを薬で正常に戻していきます。また、抗うつ薬は効果が表れてくるまでに時間がかかり、口内の渇きや便秘などの副作用が先に現れてくることもありますが、勝手に服用をやめないようにすることが大切です。さらに、睡眠薬は不眠の患者に処方されます。自律神経調整薬は自律神経の調子を整える薬です。自律神経が不調になってくるといろいろな心身症を発症しやすくなりますのでこの薬が使用されます。

漢方薬での治療

最近では、前述したような西洋医学的な薬のほかに、漢方薬を処方する心療内科も増えてきています。漢方医学には体と心を結び付けて考えるという理論があります。伝統的な漢方薬には抗不安作用や、抗鬱作用があることは知られていて、現代の医療では治療がしにくい症状に効果があるものもあります。また、心身症の治療に効果が認められている薬もあります。漢方薬は一般的には副作用が少ないものと考えられていますが、服用の仕方を誤ってしまうと大きな副作用が起こってくる場合もあります。そのため、西洋医学の薬と同じように、医師と相談しながら服用することが重要になってきます。さらに、漢方薬は陰陽、虚実という考え方で運用されています。陰陽はおとなしい性格が陰、陽気な性格が陽です。虚実というのは元気があるか、ないかを示しています。漢方療法では同じ病名であっても患者の性格や体質によって、漢方薬の処方が一人ひとり違ってきます。そのため、ほかの患者と同じ症状が出ていたとしても、服用する薬は違ってくると心得ておいてください。最近は、ストレスが原因になって病気になることはかなり知られるようになってきました。ストレスが原因で体の不調が出てきたのならばすぐに、心療内科を受診するようにしてください。